お盆の供養とは?やり方・準備するもの・期間中の流れを徹底解説
2026/05/23
お盆は、ご先祖様の霊を自宅にお迎えして供養する、日本の大切な伝統行事です。 お盆の時期が近づくと、何を準備すればいいのか、期間中に何をすればいいのか、わからないまま迎えてしまう方も少なくありません。
本記事では、お盆供養の意味と由来から、精霊棚の飾り方・五供の解説・迎え火・送り火のやり方・初盆との違いまで、一通りわかりやすく解説します。
お盆の供養とはどのような行事か
お盆の意味と由来
お盆は、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を由来とする、ご先祖様の霊を供養するための行事です。
ご先祖様の霊が年に一度、あの世から現世に戻ってくるとされており、家族がともにご先祖様を迎えてもてなし、再びお見送りするまでの一連の流れがお盆の供養にあたります。
宗派や地域によって細かいしきたりは異なりますが、ご先祖様への感謝と敬意を示すという根本的な意味はどの地域でも共通しています。
お盆の時期に合わせてお墓参りをしたり、仏壇に供え物をしたりすることが、供養の基本的な形として広く行われています。
お盆の時期は地域によって異なる
お盆の時期は、地域によって異なります。 一般的には8月13日から16日の「月遅れ盆」が全国的に多く行われています。
関東の一部(主に東京・神奈川)や北海道の一部では、旧暦に基づく7月13日から16日にお盆を行うところもあります。
沖縄など一部の地域では、旧暦の日付に合わせて行う慣習が残っており、年ごとに日程が変わります。
訪問先や親族のお盆の時期が自分の認識と異なることもあるため、事前に確認しておくと安心です。
お盆の供養に必要な準備
精霊棚(盆棚)の準備と飾り方
精霊棚(盆棚)は、ご先祖様や精霊をお迎えするためのお供え物を飾る棚のことです。
お盆が始まる前日(12日ごろ)までに準備を整えるのが一般的です。 精霊棚にはマコモやござを敷き、中央に位牌を置いてから、五供(香・花・灯・水・食)をお供えします。
笹竹・精霊馬・果物・お菓子・そうめんなど、地域の風習に合わせた品を並べることが基本です。
| 飾るもの |
意味・役割 |
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位牌 |
ご先祖様の霊の依り代 |
| 精霊馬(キュウリ・ナス) | ご先祖様の行き来に使う乗り物 |
| 笹竹・縄 | 精霊を留めるための結界 |
| 五供(香・花・灯・水・食) |
供養の基本セット |
| 果物・お菓子 | ご先祖様へのもてなし |
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そうめん |
お盆の定番供物。帰り道の荷物を束ねる縄の意味も |
盆提灯の飾り方と意味
盆提灯は、ご先祖様が迷わず家に戻ってこられるよう、道案内として掲げる飾りです。
飾る場所・個数・デザインに決まりはなく、仏壇のそばや玄関付近に置くことが多くなっています。
初盆(新盆)の場合は、絵柄の入った通常の盆提灯ではなく、白い無地の提灯を用意するのが作法とされています。
初盆の白い提灯は、お盆が終わった後にお焚き上げするか、菩提寺に処分を依頼するのが一般的です。
お盆供養の基本「五供(ごく)」とは
香(線香)で供養の場を清める
線香(香)は、場を清め、ご先祖様への敬意を示すためにお供えします。
仏前に線香を上げる際は、火のついた先を手で仰いで消すのが作法です。
息で吹き消すことはマナー違反とされているため、注意が必要です。
線香は毎日お参りのたびに上げるのが基本で、お盆期間中は絶やさないよう心がけることが大切です。
花(仏花)でご先祖様を迎える
仏花は、ご先祖様を迎えるための供花として飾ります。
故人が生前に好きだった花や、季節の花を選ぶことが基本的な考え方です。
夏のお盆時期には、暑さで花が傷みやすいため、こまめに水を換えて新鮮な状態を保つことが必要です。
菊やリンドウ(竜胆)はお盆の仏花として定番ですが、花の種類に厳密な決まりはありません。
灯(ろうそく・灯明)で明るく照らす
灯明(ろうそく)は、仏壇を明るく照らしてご先祖様をお迎えするための供物です。
線香を使う際にも灯明が必要になるため、香と灯はセットで基本の供養として押さえておきましょう。
火の取り扱いには十分注意が必要で、お供えを終えたら必ず消灯することが大切です。
お盆期間中の供養の流れ
迎え盆|迎え火でご先祖様をお迎え
お盆の初日(8月13日または7月13日)は「迎え盆」と呼ばれ、ご先祖様を自宅にお迎えする日です。
夕方に玄関先や庭先で「迎え火」を焚き、ご先祖様が戻ってくる道筋を灯で照らします。
迎え火には、オガラ(麻の茎)を燃やすのが一般的な方法ですが、地域によって用いるものは異なります。
迎え火の後は、精霊棚の前でお参りをして、ご先祖様の帰りを迎えましょう。
中日|お供えと供養で過ごす二日間
お盆の中日(14日・15日)は、ご先祖様とともに過ごす期間です。
この期間中は仏壇や精霊棚にお供え物を絶やさないようにして、朝・昼・晩の3回、ご飯をお供えするのが丁寧な供養のかたちとされています。
お供えしたものはそのまま放置せず、時間が経ったら下げて家族でいただくことが作法です。
お盆の期間中にお参りに来る親族や知人を迎える場合は、この中日が中心になることが多くなります。
お盆のお墓参りのやり方とマナー
お墓参りに行くタイミング
お盆のお墓参りは、迎え盆(13日)に合わせて行くことが多くなっています。
地域によっては「七日盆」と呼ばれる7日(または8月7日)にお墓参りをする慣習もあります。
お盆の期間中であればいつでもお参りしてかまわないとされており、特定の日にこだわる必要はありません。
遠方で期間中に行けない場合は、お彼岸や都合のよい時期にお参りすることも問題ありません。
お墓の掃除とお供えの仕方
お墓参りでは、まず墓石周りの掃除から始めます。 雑草を取り除き、墓石を布で拭いて清潔な状態を整えてからお供えを行いましょう。
果物やお菓子を墓石の上に直接置かず、半紙やお皿の上に乗せてお供えすることがマナーです。
お酒やジュースを墓石にかける行為は、墓石が傷む原因になるため避けることをおすすめします。
初盆(新盆)の供養でやることと通常のお盆との違い
初盆に必要な白い提灯を用意する
初盆では、通常のお盆で飾る絵柄入りの盆提灯ではなく、白い無地の提灯を用意します。
白い提灯は、故人が亡くなってから初めて帰ってくることを示す特別な供養の象徴とされています。
初盆の白い提灯は1つ用意すれば十分で、身内が準備するのが一般的です。
初盆が終わった後は、お焚き上げか菩提寺での処分を行います。
初盆法要の進め方と僧侶への連絡
初盆では、法要として僧侶に読経をお願いするのが一般的です。
法要の日程は、お盆期間中(13〜16日)に設定することが多くなっています。
僧侶へのお布施の相場は、初盆法要の場合で3万〜5万円程度、棚経の場合で2,000〜2万円程度とされています。
お布施は白無地の封筒に入れ、表書きを「御布施」と書いて渡します。
お盆の供養に関するよくある質問
お盆の供養は必ずお寺に頼む必要がある?
通常のお盆は、家族で仏壇や精霊棚に供え物をして手を合わせるだけでも十分な供養になります。
僧侶に棚経(たなぎょう)をお願いすることで、より丁寧な供養になりますが、必須ではありません。
初盆の場合は法要を行うのが一般的ですが、家族だけで静かに供養するスタイルも選択肢のひとつです。
どのように供養するかについては、家族や菩提寺と相談しながら決めることをおすすめします。
お盆にお墓参りに行けない場合はどうする?
お盆の期間中にお墓参りができない場合でも、別の日にお参りすることで問題はありません。
お墓参りはお盆の期間に限らず、気持ちが向いたときにお参りすることが本来の姿とされています。
遠方でどうしても行けない場合は、自宅の仏壇でお線香を供えてお参りすることで、供養の気持ちを示すことができます。
ご先祖様を想う食卓に、やさしい味わいを
お盆の贈り物にも喜ばれる「舞昆」
お盆は、ご先祖様への感謝を伝え、家族みんなで食卓を囲む大切な時間です。
お供えや日々の食事に、昔ながらのやさしい味わいを取り入れてみてはいかがでしょうか。
大阪の老舗昆布専門店「舞昆のこうはら」では、北海道産の真昆布をじっくり熟成し、独自の「直火仕込み製法」で炊き上げた発酵昆布「舞昆」を販売しています。
天然酵母と発酵の旨みを活かした味わいは、ご飯のお供としてはもちろん、贈り物やお盆の手土産にも喜ばれています。
人気の「黒舞昆」や「松茸舞昆」など、さまざまな味わいの商品も豊富にそろっています。
ご家族で過ごすお盆のひとときに、心あたたまる“ごはんのお供”をぜひ取り入れてみてください。
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