株式会社舞昆のこうはら

お盆が7月と8月に分かれる理由とは?地域別の違いと時期の目安を解説

お問い合わせはこちら LINEはこちら

お盆が7月と8月に分かれる理由とは?地域別の違いと時期の目安を解説

お盆が7月と8月に分かれる理由とは?地域別の違いと時期の目安を解説

2026/05/22

「お盆って7月じゃないの?」「実家は8月なのに、職場の同僚は7月にお盆休みを取っていた」といった疑問や経験を持つ方は少なくありません。

お盆の時期が7月と8月に分かれている理由には、日本の暦の歴史と地域ごとの慣習が深く関わっています。どちらが正しいということではなく、地域や家によって受け継がれてきた文化の違いによるものです。

 

この記事では、お盆が7月と8月に分かれる理由・地域別の目安・行事の内容とマナーまでをわかりやすく解説します。

お盆の時期が7月と8月に分かれる理由

お盆の起源と本来の時期

お盆とは、先祖の霊が年に一度この世に戻ってくるとされる期間のことです。

 

仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を起源とする行事であり、先祖の霊を迎え、供養し、送り出すという一連の流れが各地で受け継がれています。

 

もともとのお盆は旧暦(太陰太陽暦)の7月15日を中心とした期間に行われていました。

明治時代の改暦がお盆の時期を分けた

実は、お盆が7月と8月に分かれた背景には、明治時代の「暦の変更」が関係しています。

 

現在のお盆の時期の違いが生まれたきっかけは、明治6年(1873年)に行われた改暦です。

この年、日本は旧暦から新暦(グレゴリオ暦)へと移行しました。

 

ただし旧暦の7月15日をそのまま新暦に当てはめると、季節や地域によってズレが生じてしまいます。

その結果、地域ごとに対応が分かれ、7月盆と8月盆という形で現在の違いが生まれました。

3つのお盆の時期が並存している

現在の日本では、大きく分けて3つの時期にお盆が行われています。 

 

種類 時期

主な地域

新盆(7月盆)

7月13日〜16日

東京・神奈川・静岡東部・北海道など
旧盆(8月盆) 8月13日〜16日 関西・中国・四国・九州・東北など

旧暦盆

旧暦7月15日(年によって異なる) 沖縄・奄美地方など

 

この3つが地域によって異なる形で受け継がれており、「お盆は7月」という地域と「お盆は8月」という地域が混在しています。

新盆と旧盆という呼び方の意味

「新盆」と「旧盆」という言葉には、2つの異なる使われ方があります。

 

一つ目は、7月盆を「新盆(しんぼん)」、8月盆を「旧盆(きゅうぼん)」と呼ぶ地域区分としての使い方です。

二つ目は、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆を「新盆(にいぼん・あらぼん)」と呼ぶ使い方です。

 

同じ言葉でも意味が異なるため、文脈に応じて判断することが必要です。

7月盆(新盆)が行われる地域と特徴

7月盆が定着している主な地域

7月13日〜16日にお盆を迎える地域は、主に以下の通りです。

 

東京・神奈川・静岡東部・北海道・東北の一部などが代表的な7月盆の地域です。

 

特に東京では、明治の改暦後に新暦をそのまま採用した形でお盆の時期が定着したため、7月盆が広く行われています。

東京で7月盆が定着した歴史的背景

東京(旧・江戸)で7月盆が定着した理由は、明治政府の方針と都市部の近代化に関係しています。

 

明治時代、東京は近代化の中心地として新暦への移行が早く進んだ地域でした。旧暦の7月15日を新暦にそのまま当てはめた結果、新暦の7月15日前後がお盆の時期として定着しました。

 

現在も東京では7月13日〜16日がお盆の期間として広く認識されています。

7月盆の行事の流れ

7月盆の行事の基本的な流れは、8月盆と大きく変わりません。

 

7月13日に迎え火を焚いて先祖の霊を迎え、期間中はお墓参りや盆棚(精霊棚)への供養を行い、7月16日に送り火で霊をお送りします。

 

地域によっては盆踊りや精霊流しなどの行事が行われることもあります。

7月盆は農繁期と重なりにくい利点があった

歴史的に見ると、7月盆には農作業との兼ね合いという側面もありました。

 

旧暦と新暦のずれにより、8月盆は農繁期と重なる地域が多かったため、都市部では7月に移行することが自然に受け入れられた背景があります。

 

農業と密接に結びついた農村部では旧暦に近い8月盆が残り、都市部では7月盆が定着するという傾向が生まれました。

8月盆(旧盆)が行われる地域と特徴

8月盆が定着している主な地域

8月13日〜16日にお盆を迎える地域は、日本全国で最も広い範囲に及んでいます。

 

関西・中国・四国・九州・東北・北陸などが代表的な8月盆の地域です。農村部を中心に旧暦に近い時期を維持した結果、旧暦の7月15日に最も近い新暦の8月15日前後がお盆の時期として定着しました。

8月盆が広く定着した理由

8月盆が全国的に最も広い地域で行われている理由は、旧暦の7月15日と新暦の8月15日前後が比較的近い時期にあたることにあります。

 

改暦後も「旧暦に合わせた時期に先祖を供養したい」という意識が強かった農村部では、新暦の8月中旬がお盆として自然に定着しました。

 

現在の「お盆=お盆休み(8月中旬)」というイメージは、この8月盆が全国的な基準として広まったことによるものです。

お盆休みが8月中旬に集中する理由

日本の多くの企業・学校が8月中旬にお盆休みを設定している理由は、8月盆が全国的な基準として広まっているためです。

 

お盆休みの一般的な期間 備考
8月13日〜16日 お盆の中心期間
8月11日〜16日 山の日(8月11日)と合わせた休暇
8月10日〜18日前後 企業によって前後に延長されることも

 

企業・公共機関・学校などが8月中旬を基準に休暇を設定したことで、8月盆の認知がさらに広まるという相乗効果が生まれています。

8月盆の行事の流れ

8月盆の行事の流れも、7月盆と基本的には同じです。

 

8月13日に迎え火を焚いて先祖の霊を迎え入れ、14日・15日に供養を行い、16日の送り火で霊をお送りします。

 

京都の五山の送り火(大文字焼き)や長崎の精霊流しなど、地域独自の行事が8月盆に合わせて行われることが多いです。

沖縄・奄美のお盆|旧暦で行われる独自の文化

旧暦のお盆とは

沖縄・奄美地方では、現在も旧暦(太陰太陽暦)に基づいてお盆の時期が決められています。

 

旧暦の7月13日〜15日がお盆の期間にあたりますが、旧暦は毎年新暦と1〜2か月ずれるため、沖縄のお盆は年によって新暦の8月から9月の間で変動します。

 

新暦の暦に慣れている方には少々わかりにくい仕組みですが、沖縄の人々にとっては旧暦に従うことが当然の文化として受け継がれています。

沖縄のお盆行事「エイサー」

沖縄のお盆では、「エイサー」と呼ばれる伝統的な踊りが各地で行われます。

 

エイサーは先祖の霊を送り出すための踊りとして受け継がれており、太鼓や歌を伴う勇壮な演舞が特徴です。

 

地域の青年会が中心となって踊りを披露する光景は、沖縄のお盆を代表する風物詩として広く知られています。

旧暦盆は地域の文化として大切に守られている

旧暦に基づくお盆は、沖縄・奄美の人々にとって単なる宗教行事にとどまらず、地域コミュニティや家族のつながりを確認し合う大切な文化です。

 

本土とは異なる独自の行事・習慣・食文化がお盆を中心に受け継がれており、旧暦盆の時期には帰省ラッシュも起きます。

 

旧暦という異なる暦に基づいているという点で、本土の7月盆・8月盆とは根本的に異なる性質を持っています。

7月盆と8月盆で行事の内容は変わる?

基本的な行事の内容はほぼ同じ

7月盆と8月盆では、行事の流れや内容に大きな違いはありません。

 

迎え火・お墓参り・盆棚の設置・送り火という基本的な構成は、どちらの地域でも共通しています。

 

時期が異なるだけで、先祖の霊を迎え、供養し、送り出すという行事の本質は変わりません。

精霊馬(しょうりょううま)の飾り方

お盆の定番の飾り物である精霊馬(きゅうりとなすで作る動物の飾り)は、7月盆・8月盆どちらの地域でも広く見られます。

 

きゅうりは足の速い馬に見立てて「先祖が早く戻ってこられるように」、なすは歩みの遅い牛に見立てて「ゆっくり帰っていただけるように」という意味が込められています。

 

地域によって飾る向きや数に違いがある場合もありますが、この伝統は全国的に広く定着しています。

地域独自の行事は時期ごとに異なる

地域固有の行事は、その地域のお盆の時期に合わせて行われます。

 

7月盆の地域では7月中に盆踊りや灯籠流しが行われ、8月盆の地域では8月中旬に同様の行事が行われます。

 

京都の五山送り火(8月16日)・徳島の阿波おどり(8月12日〜15日)・青森のねぶた祭(8月2日〜7日)など、地域の夏祭りがお盆の時期に合わせて開催されることも多いです。

お盆のマナーと基本の過ごし方

お墓参りの基本マナー

お盆の期間中にお墓参りをする際の基本的なマナーを押さえておきましょう。

 

お墓に着いたら、まず掃除をしてから花・線香・お供え物を供えます。線香に火をつける際は、直接ライターで線香に着火するのではなく、ろうそくの火から移すことが丁寧な作法とされています。

 

お供え物は持ち帰ることが基本であり、墓地に放置しないことがマナーです。

盆棚(精霊棚)の飾り方

盆棚とは、先祖の霊を迎えるために自宅に設ける祭壇のことです。

 

仏壇の前に盆棚を設け、位牌・盆花・精霊馬・果物・お菓子などを供えます。

 

地域や宗派によって飾り方には違いがありますが、清潔に整えることと、先祖への感謝の気持ちを持って準備することが共通して大切なマナーです。

お盆のお供え物の選び方

お盆にお供えする品物は、日持ちのする食品や飲料が一般的に選ばれます。

 

果物・お菓子・素麺・飲料などが定番のお供え物です。殺生を連想させる肉・魚は避けることが伝統的なマナーとされていますが、地域や家の考え方によって異なります。

 

お供え物を持参する際は、掛け紙(のし)に「御供」と記載し、水引は白黒または黄白の結び切りを選ぶのが一般的なマナーです。

初盆(新盆)の迎え方

故人が亡くなってから四十九日が明けた後に初めて迎えるお盆を、初盆(または新盆)と呼びます。

 

初盆は通常のお盆よりも丁寧に供養を行うことが一般的です。白提灯を飾ること・親族が集まって法要を行うことなどが、初盆特有の習慣として広く行われています。

 

初盆に参加する場合は、御仏前や御供物を持参することがマナーです。

自分の地域のお盆の時期を確認する方法

地域の慣習を家族・親族に確認する

自分の家や地域がどちらのお盆の時期に合わせているかは、親・祖父母・親族に確認するのが最も確実な方法です。

 

「うちのお盆はいつ?」と聞くだけで、家の慣習と地域の傾向を同時に把握できます。実家と現住所の地域が異なる場合は、それぞれの地域の慣習を確認しておくことが大切です。

菩提寺や地域の寺院に問い合わせる

菩提寺(先祖代々の墓を管理しているお寺)に問い合わせることで、その地域のお盆の時期や行事の内容を正確に把握することができます。

 

法要の日程を決める際にも、寺院への確認は欠かせない手順です。特に初盆や法要の予定がある場合は、早めに菩提寺へ連絡することが重要なマナーです。

引越し先の地域の慣習にも対応する

引越しによって7月盆の地域から8月盆の地域へ、またはその逆へ移住した場合は、新しい地域の慣習に合わせた対応が必要になる場合があります。

 

実家のお盆と現住所のお盆が異なる時期になることもありますが、どちらの地域の慣習を優先するかは家族と話し合って決めることが大切です。

両方の時期に合わせて対応するという選択をとる家庭もあります。

お盆のご挨拶やお供えに

お盆は、ご先祖を供養するとともに、家族や親族が集まり、改めてつながりを感じる時期でもあります。

 

舞昆のこうはら」では、ご家庭でのお供えや、帰省時の手土産、ご親族へのご挨拶に選ばれる昆布ギフトを多数ご用意しています。

大切な人を想う夏のひとときに、心を込めた贈り物としてぜひご活用ください。

 

詳しくは、舞昆のこうはら公式オンラインショップ や、楽天市場店 もご覧ください。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。