お中元ののしマナー完全ガイド|失礼にならない書き方・選び方を解説
2026/05/14
お中元を贈る際に「のし」のマナーで迷ったことはないでしょうか。 表書きの書き方、内のしと外のしの違い、名前の正しい記載方法など、意外と知らないルールが多いものです。間違ったマナーで贈ってしまうと、相手に失礼な印象を与えてしまう可能性があります。
本記事では、お中元ののしに関するマナーを基本から丁寧に解説します。表書きの正しい書き方から、ケース別の対応方法、よくあるNG例まで幅広く取り上げているので、初めてお中元を贈る方も安心して読み進めてください。
お中元の「のし」とは?基本マナーを簡単に解説
お中元にのし紙を付ける理由
のし紙とは、贈り物の包みの上にかける和紙のことです。 もともとは「のし(熨斗)」と呼ばれるアワビを薄く伸ばして乾燥させたものを贈答品に添える習慣から生まれました。 現在ではその名残として、のし紙の右上に印刷されたのしのマークが使われています。
お中元にのし紙を付けるのは、「丁寧な贈り物であること」を表すためです。 のし紙があることで、贈り物であることが相手に一目で伝わります。 また、誰から何の目的で贈られたものかを明示する役割も果たしています。
のし紙を付けることはマナーとして定着しており、特に目上の方や義実家への贈り物では欠かせない習慣です。 お中元を贈る際は、のし紙をきちんとかけることが相手への敬意を示す第一歩といえます。
お中元で使う水引の種類
のし紙には水引と呼ばれる飾り紐が印刷されています。 水引には「蝶結び(花結び)」と「結び切り」の2種類があり、用途によって使い分けるのがマナーです。
蝶結びは何度でも結び直せる形から、「何度あっても良いこと」に使われます。 一方、結び切りは一度結ぶとほどけない形から、「一度きりにしたいこと」に用います。
お中元は繰り返し贈ることが望ましい季節の贈り物なので、蝶結びを選ぶのが基本のマナーです。 結び切りはお見舞いや婚礼など一度きりの場面に使うものであるため、お中元では使用しません。
お中元ののしの正しい書き方
表書きは「御中元」でよい?
のし紙の上段に書く文字を「表書き」といいます。 お中元の表書きは「御中元」と書くのが一般的です。 「お中元」とひらがなで書く場合もありますが、「御中元」と漢字で書くほうが丁寧な印象を与えます。
表書きは、毛筆や筆ペンで書くのが正式とされています。 ボールペンやサインペンは略式とみなされることがあるため、改まった贈り物には毛筆を使うのがマナーです。 ただし、百貨店や通販では印刷されたのし紙を使用するのが一般的なので、特に気にする必要はありません。
時期をずらして贈る場合は、表書きを「暑中御見舞」や「残暑御見舞」に変える必要があります。 この点については後の章で詳しく説明します。
名前はフルネームで書く?
のし紙の下段には贈り主の名前を記載します。 個人で贈る場合は、フルネームで書くのがマナーとして定着しています。 名前だけでは誰からの贈り物か伝わりにくいことがあるため、姓名をそろえて書きましょう。
文字の大きさは表書きよりも少し小さめにするのが一般的なバランスです。 上段の表書きと下段の名前が同じ大きさになると、全体的に不格好に見えてしまうことがあります。
また、名前を書き忘れると相手が誰からの贈り物か分からなくなってしまいます。 お中元はのし紙に名前を必ず記載することが、基本中の基本のマナーです。
お中元は内のし・外のしどっちが正しい?
内のしとは?
内のしとは、商品に直接のし紙をかけた後、その上から包装紙で包む方法です。 のし紙が包装紙の内側に入るため「内のし」と呼ばれています。
内のしにすると、包装紙を開けるまでのし紙が見えません。 そのため、見た目がすっきりしており、配送中にのし紙が汚れたり破れたりするリスクが低い点がメリットです。
外のしとは?
外のしとは、包装紙で包んだ後にその上からのし紙をかける方法です。 のし紙が一番外側にあるため「外のし」と呼ばれています。
外のしにすると、贈り物を受け取った際にのし紙がすぐに目に入ります。 誰から何の目的で贈られたものかが一目で分かるため、改まった場面や手渡しの場合に好まれる方法です。
配送なら内のしが一般的
宅配便や郵便でお中元を贈る場合は、内のしを選ぶのが一般的なマナーとなっています。 配送中にのし紙が破損したり汚れたりするのを防げるためです。
また、配送の際は伝票が外側に貼られるため、外のしだとのし紙の上に伝票が重なってしまうことがあります。 見栄えを損なわないためにも、配送の際は内のしを選ぶほうが無難です。
通販や百貨店のオンラインショップでは、のし対応の注文画面で内のしか外のしかを選択できるところがほとんどです。 配送を前提としている場合は、内のしを選択しましょう。
短冊のしでも失礼ではない?
短冊のしとは?
短冊のしとは、通常ののし紙の代わりに短冊状の細長い紙を使ったのし紙のことです。 表書きと名前を記載した小さな短冊をのし紙として使います。
通常ののし紙は商品全体を覆うほどの大きさですが、短冊のしは細長い紙なので商品に貼り付けるスタイルになります。 簡易的なのし紙として広く普及しており、特に贈り物が複数になる場合などに便利な方法です。
最近は通販・百貨店でも一般的
短冊のしは略式とみなされる場合もありますが、近年は通販や百貨店のオンラインショップでも広く採用されています。 商品のサイズによっては通常ののし紙をかけるのが難しい場合があり、そのような際に短冊のしが使われます。
また、食品など箱に入っていない商品やサイズが特殊な商品にも短冊のしが適しています。 百貨店の通販でも短冊のしを標準対応としているところが多く、一般的なマナーとして受け入れられています。
お中元のマナーとして短冊のしが失礼にあたるかどうかは、相手や状況によって異なります。 一般的な関係であれば問題ないとされていますが、特別に丁寧にしたい場合は通常ののし紙を選ぶとよいでしょう。
お中元ののしマナーでよくあるNG例
水引を間違える
お中元のマナーとして最も多いNG例の一つが、水引の種類を間違えることです。 前の章でも触れたように、お中元には紅白蝶結びの水引を使うのが基本です。
結び切りの水引は婚礼や病気全快のお見舞いなど「繰り返さない」ことを願う場面に使うものです。 お中元に結び切りを使うと「もう贈らなくてよい」という意味に受け取られかねません。
また、弔事用の黒白の水引を誤って使ってしまうと、大きなマナー違反になります。 のし紙を選ぶ際は水引の色と形を必ず確認しましょう。
名前を書かない
のし紙に名前を書かないことも、よくあるNG例です。 表書きだけでは誰からの贈り物か分からず、相手が困ってしまいます。
特に複数の方から一度にお中元が届く場合、名前がないと誰からの品なのかを特定できません。 お礼の連絡をする際にも不便をかけてしまいます。
名前は必ず記載するのが基本マナーです。 姓のみ、下の名前のみの記載も避け、フルネームで丁寧に書きましょう。
お中元の時期を過ぎた場合はどうする?
暑中見舞いとの違い
お中元と暑中見舞いは、どちらも夏に贈る品物として混同されやすいです。 ただし、この二つには明確な違いがあります。
お中元は主にお世話になった方への感謝の気持ちを伝える季節の贈り物です。 一方、暑中見舞いはもともと夏の暑い時期に相手の健康を気遣って送るものです。
贈り物としての形式はどちらも似ていますが、表書きの表現が異なります。 お中元の時期(7月初旬〜8月15日頃)を過ぎた場合は、「暑中御見舞」という表書きに変えることでマナーを守ることができます。
残暑見舞いに切り替える時期
立秋(8月7日頃)を過ぎると「暑中御見舞」から「残暑御見舞」に切り替えるのがマナーです。 残暑見舞いは立秋以降から9月初旬頃までを目安に贈ります。
9月を過ぎると残暑見舞いとしても遅くなりすぎるため、贈るタイミングには注意が必要です。 時期を逃してしまった場合は、無理に贈るよりも次のお歳暮でしっかりとお礼をするほうがよい場合もあります。
喪中でもお中元を贈ってよい?
お中元はお祝いではない
お中元はもともとお祝い事ではなく、日頃のお世話に対する感謝を伝える贈り物です。 そのため、贈る側が喪中であっても基本的にはお中元を贈ることができます。
婚礼などのお祝い事は喪中期間中に控えるのがマナーですが、お中元は慶事ではありません。 感謝の気持ちを伝える季節の贈り物として、喪中でも贈ることが認められています。
ただし、四十九日が明けていない「忌中」の期間は、喪に服することが優先されます。 この点については次の項目で詳しく触れます。
忌中の場合の注意点
故人が亡くなってから四十九日が明けるまでの期間を「忌中」といいます。 忌中の間は、贈り物や外出を控えるのが一般的なマナーとされています。
この期間はお中元を贈ることも控えるほうが無難です。 ただし、忌中が明けた後(四十九日以降)であれば、喪中であってもお中元を贈ることができます。
受け取る側が喪中の場合も、基本的にはお中元を受け取っていただけます。 贈る前に相手の状況をさりげなく確認しておくと、より丁寧な対応ができます。
のしを控えるケースもある
喪中の際にお中元を贈る場合、状況によってはのしを控えたほうがよいケースもあります。 特に、相手方が忌中の場合や、贈る側が忌中にある場合は、のし紙の使用を控えて白い無地の奉書紙で包むのが適切とされています。
のしは慶事を連想させる場合があるため、深い悲しみの中にある方への配慮として、のしなしで贈る選択肢も知っておきましょう。
いずれにせよ、喪中時のお中元のマナーは状況によって判断が異なります。 不安な場合は百貨店の担当者やご家族に相談するのが安心です。
お中元ののしマナーに迷ったら通販サービスを活用するのもおすすめ
のし対応可能なギフトを選ぶメリット
のし対応可能なギフトを選ぶ最大のメリットは、のし紙の書き方で迷う必要がないことです。 通販や百貨店のオンラインショップでは、表書きや名前を入力するだけでのし紙を印刷・設定してくれます。
手書きに自信がない方や、のし紙のかけ方がよく分からない方でも安心です。 入力した内容を確認してから注文できるため、書き間違いのリスクも低減できます。
また、のし対応の商品は贈り物として適切な形で届けられるよう、梱包にも配慮されています。 マナーを守った贈り方がスムーズに実現できる点が、大きなメリットといえます。
名入れ・包装対応サービスとは
名入れ対応サービスとは、商品やのし紙に贈り主の名前を印刷・刻印してくれるサービスです。 一部の通販では、のし紙だけでなく商品自体に名前を入れるオプションが用意されています。
包装対応サービスでは、内のし・外のしの選択や、包装紙の種類なども指定できる場合があります。 相手や用途に合わせた細かい設定ができるため、より丁寧なお中元を贈ることが可能です。
名前の書き方に悩んでいる方も、こうしたサービスを活用すれば安心して注文できます。
相手別|失礼になりにくいお中元ギフト例
義実家向け
義実家へのお中元は、相手の好みや家族構成に配慮した品物を選ぶのがポイントです。 日持ちのするお菓子の詰め合わせや、地域の銘菓などが喜ばれやすいとされています。
義実家への贈り物は特に丁寧な印象を持たれたいものです。 のし紙は外のしにして手渡しするか、百貨店の配送サービスを利用するのがおすすめです。
表書きは「御中元」、名前は夫婦連名か本人のフルネームで書くのが一般的なマナーです。
上司向け
上司へのお中元は、相手の立場や職場環境に配慮した品物を選びましょう。 ビールや清涼飲料水のセット、フルーツの詰め合わせなどがよく選ばれています。
上司向けのお中元は、のし紙の表書きと名前の記載を特に丁寧に行うことが大切です。 名前はフルネームで記載し、読みにくい漢字がある場合はふりがなを入れることも検討しましょう。
会社名義で贈る場合は、会社名と担当者名を正しく記載するのがマナーです。
お中元「のし」マナーまとめ
お中元の基本マナーまとめ
お中元は、日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを伝える、日本ならではの大切な贈り物文化です。
しかし、「いつ贈るのが正しい?」「のしは必要?」「どんなギフトなら失礼にならない?」など、意外と迷うポイントも多いものです。
特に最近では、オンライン注文や配送ギフトが増えたことで、内のし・外のしの違いや表書きの書き方に悩む方も少なくありません。
また、義実家・上司・取引先など、相手との関係性によって適した贈り方やギフト選びも変わってきます。
大切なのは、形式だけではなく「感謝の気持ち」がきちんと伝わることです。
迷ったときは、老舗ブランドや定番の食品ギフトなど、多くの方に喜ばれている贈り物を選ぶと安心です。
相手に合わせた心配りを添えて、今年のお中元を気持ちよく贈ってみてはいかがでしょうか。
お中元に喜ばれる“ご飯のお供”ギフト
お中元を選ぶ際、「せっかく贈るなら、本当に喜んでもらえるものを選びたい」と考える方は多いでしょう。
夏の贈り物にはそうめんやゼリーなどの定番ギフトがありますが、近年は“毎日の食卓で楽しめる実用的な食品ギフト”への人気も高まっています。
その中でも、ご飯のお供として親しまれている昆布ギフトは、年齢を問わず喜ばれやすい贈り物として注目されています。
大阪の老舗昆布専門店「舞昆のこうはら」では、独自の発酵製法で仕上げた舞昆をはじめ、贈答用に人気の詰め合わせギフトを多数ご用意しています。
ご年配の方から子育て世代まで幅広く親しまれており、義実家や上司、取引先へのお中元にも選ばれています。
また、のし・包装対応や全国配送にも対応しているため、お中元のマナーに不安がある方でも安心してご利用いただけます。
毎日の食卓で楽しめる“おいしい時間”を届ける夏ギフトとして、今年は舞昆のこうはらのお中元を選んでみてはいかがでしょうか。
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